朝一の瞑想、昨日の講和で得たヒントを試してみる。
頭の中で好きな曲が勝手に流れ出す。
今まではその曲に乗ったり、止まれ!って思ったりしてた。
それを変えてみた。
その音に乗るわけでもなく、止めようとするわけでもなく、僕は少し引いた意識でいた。
表現が難しいんだけど、イメージはそんな感じ。
すると、スッと音は小さくなり、引いていった。
ああ、これかもしれない。
意図せぬ思考への対処法。
その後もその対処ができたわけではない。
再現性はないかもしれない。
でも、今のところはそれが対処法としていいんじゃないかって思う。
朝食後の瞑想で、新しい生徒向けに「貫通」の課題が出た。
あれ?確か「バンガー状態に入ったら、脊椎を観察せよ」ってお題もあったと思うんだけど、まだだっけ?
そんな思いを抱きながら、コースは進んでいく。
ティータイム前、15時半~17時の瞑想開始のタイミングで、そのお題は出た。
待ってました!
っていうのは何かっていうと。
そのお題知ってたから、今回のコースで5日目以降で、バンガー状態に入った時に脊椎を観察してたのね。
でも、感覚として何かを発見したりできなかった。
そんで、去年感じた感覚の記憶とも違う気がして。
でも、なんもわかんなかった。
去年、日常生活に戻ってからは、バンガー状態に入れなくなったから、そっからはわかんなくって。
で、今回、お題出るときの指示のニュアンスを汲み取ろうと待ってたわけ。
そのニュアンス、たぶん、流れるように脊椎を上から下へ、下から上へと流して見ていけばいいように感じた。
勘を信じて、トライ。
数分、いや、もっとかもしれないけど、しばらくは何も感じなかった。
でも、粘る。
なんかある、絶対なんかあるはず。
そして、ついに途中でなんか引っかかるような感覚を得た。
ん?ここか?
繰り返し観察するうちに、その引っ掛かりが鮮明になっていく。
どんどん見えていく。
それは、数か所あった。
そして、そこに観察位置を合わせると、プルンプルン体が揺れるのを感じるのだ。
逆に、そこから観察位置をズラすと、プルンプルン体が揺れる感覚は消える。
この感覚、バンガー状態に入るときの感覚。
その位置はへそ、胸、喉、こめかみと脊椎がクロスする点。
で、この中で、へそだけが肌の表面までの線状の範囲で有効。
上記に加え、頭の左上と、左肩にも点があり、その二つをつなぐラインも有効だった。
感覚としてハッキリしてて、ゴエンカさんの言いたいのはこのことだ!って確信を得た。
得たのはいいんだけど、それが何を意味するのか?
考えていくうちに思いあたったのは「バンガーの入口」ってこと。
このどこかに観察位置を合わせていないと、バンガー状態に入っていけないのだ。
じゃあそれが何を意味するのか?っていうと、それは僕にはわからなかった。
観察位置をそこに合わせれば絶対バンガー状態に入れるわけではなく、そもそもの土台は必要。
なんなのかを知りたくて、試してみる。
順番のその全ての位置に合わせていき、同時に観察。
ジーっと見つめていると、プルンプルンが消えた。
次の瞬間、心臓の動きが鮮明に見えるようになった。
揺れている、心臓の動きに合わせて体全体が揺れている。
だから何?は結局わからない。
気になるけれど、僕の辿り着いた探求はここまでだった。