泣きながらギリギリ出場を決めた初の空手の試合。
まあ、ボコボコに押されて負けるだろう。
そう思っていた僕の眼に飛び込んできたのは、意外と奮闘する小3の息子。
初戦は負け、でも、次の敗者同士の対戦では延長の末、引き分けて体重差で勝ち。
わからないものだな。
人の可能性。
勝手に「息子は空手に向いていない」って思ってた。
今でも思ってるけど、もっとどうにもならないレベルだと思っていた。
そういえば。
高校時代、2年までパッとしなかった控え選手が明らかに上手くなったことを思い出す。
あれ、結構グッとくるものがあった。
誰かと比べて上手いかどうか、ではない。
何か結果としてどうかなるものではないかもしれない。
でも、きっと、何かにつながる。
息子はこれから変わるかもしれない。
なんだか、そんな予感のする一日だった。