「あるよね」って無意識のコンセンサス

管理職の仕事って、大変なんだろうな。

部門の方針説明。

「よくしていこう」の言葉とは裏腹に、去年、一昨年から比べて良くなったかっていうと、別に変っていないようにかんじる。

だって、具体的に何かを変えてるわけじゃないから。

施策、というのも、担当者レベルでは全くといっていいほど取り組んでいないものもある。

なんか、書いてあるだけだな。

毎年同じこと言ってるだけだな。

ぼおっと聞いて、そして、明日には仕事に忙殺されてほとんど忘れているだろう。

こんな時は、民主主義の本質を思い出す。

最高のシステムではない、最悪の事態を起こさないためのものなんだと。

会社組織にも同じことを感じる。

ベンチャーだともっと違うのかもしれないけれど。

あとは、儀式という意味合いか。

形だけでいいから、皆で集まって、話を聞く。

ほら、小学校の始業式。

県境なんて実物として存在しないし、年度が変わるなんてことも実在しないし、部署なんてものも空想の世界。

その実存しないものを「あるよね」って無意識にコンセンサスをとる。

中身はないけど、意味はある。

そういうことなのかなと思う。