「円」という監獄

読書感想文、よく頑張りました!

思いついたのは、課題図書の本をブックオフで売って、そのお金で好きなもの買ってもらおうかなと。

夏休みはまだ前半戦、課題図書の価値はまだ高いのでは!?って邪な気持ちとともに、夕方、リュックに課題図書を入れて学童へ息子を迎えにいく。

おし、息子さん、いくぜブックオフ

今時のブックオフはすごく生産性が高い。

バーコードピッと読み込んで、金額が出て、免許証読み込んで、はい終わり!

とはいかず、免許証の裏側にある住所を店員さんが手入力。

どれだけ自動化しても、必ずそこに乗っからない例外ってあるよね。

250円。

新品で買った値段と比べれば安いし、他の本を売った時の値段と比べればそこそこ高いような、そんな値段に、どっちの比較で受け止めればいいのかわからずオロオロしながら、息子に250円を受け取ってもらう。

30円コーナーのポケモンカードで延々とどれを買おうか、250円で何枚買えるかすらわからないまま悩みながらカードを漁る息子さん。

ふと横の鍵のかかったガラスケースを見る。

キラキラしたカードに数万円の値が付いている。

もういくよ。

選べたカードは2枚。

60円です、という店員さんへ250円全部渡す。

なんとなく、僕の財布から10円出してしまった。

僕の息子は、まだお金に縛られない人生を生きている。

僕はお金の奴隷。

「円」という監獄の中でなんとか生きている。

 

息子よ、来年もこんな感じでちゃっちゃと書いて終わらせて本売ったお金で好きなもの買いな!