手段を目的化しなかった人

何をやっても続かない。

自己嫌悪に陥る。

でも、その思考方法には落とし穴。

それは「続くことが良いことである」という前提条件の上でしか成り立たない考え。

続くことが結果的に良いことはある、きっとたくさんある。

でも、やめた方がいいことだってあるはずだ。

それを取り違えると、いわゆる手段の目的化になる。

 

中村哲さんという偉大な人がいる。

ざっくりにわか知識として書くと、医師としてアフガニスタンへ行ったけど、「医療よりも水が必要だ」ということに気づき、用水路を作った人だ。

用水路設計のために娘の学校の教科書を借りて微分積分の勉強からやったというから凄い。

これぞ、目的を見失っていない人の行動。

普通は自分の専門分野である「医療」に拘ってしまう。

医師になるために費やした自分の膨大な時間を否定したくないから。

これができる中村哲さん、尊敬します。