世の中なんて、放っておこう

奥さんの父がたばこをやめたという。

嬉しい。

なんで嬉しいんだろう?

わからない。

別に一緒に住んでいるわけでもないし、たばこ吸おうが、吸わまいが、僕には関係ない。

なんでわかったかっていうと、年末に奥さんの実家にチラ寄りした時に、すっごい感じがよかったの。

奥さんの父の雰囲気。

それをふと思い出して、そいえば家の中、たばこ臭くなかったなって。

奥さんに聞くと、たばこやめたらしく。

数年前、禁煙セラピーって本を渡したけど、たばこはやめなかった。

なんか、きっかけがあったのだろうか?

わからない。

たばこやめると、人ってこんなに雰囲気が変わるのかって。

言い換えると、「ほんとはやめた方がいいってわかってるけど、やめられないこと」をやめると、ってことなのかも。

他人が良くなると、自分も嬉しい。

だとすれば、自分が良くなることだけを考えていればいいのかもしれない。

他人を良くしよう、じゃなくてさ。

他人を無理やり良くしようとすると、ひょっとしたら、ただの逆効果なのかも。

どんどん複雑になる世の中で、人自体は変わっていない。

世の中なんて、放っておこう。