見切りをつける。
過去に縛られた自分に。
その決意でコンマリに臨む。
野球への未練が専門書の束となって残っている。
もう、自分はまともにプレーしないのに。
読むヒマもないのに。
子供だって、たぶんやらないだろう。
奥さんの父がくれた、プロ野球選手のサイン入りバット。
これをいらないと思うのなら、僕の持っている野球の本だっていらない。
自分の果たせなかった野球への未練をわが子に押し付けるなんてダサい。
そう思いつつも、押し付けたい気持ちが本を残していたんだ、きっと。
大学時代の専門書。
カッコいいと思ってる人がおススメしてた本。
ほんとは気づいてる。
僕には読めない。
仕事でもない限り、苦にならないことしか続けることはできないし、それは本も同じ。
認めよう、僕にはいらない本だ。
その代わり、僕にできることをしよう。
僕が熱中して読める本を読もう。
無理するのを、やめよう。
少し寂しい。
できなかった自分が情けなくもある。
でもきっと、心が軽くなるはずだ。
身の丈、等身大の自分。
まずはそこに合わせよう。
遅すぎることはない。
今が残りの人生で一番若いタイミング。