人は、合理的なだけでは生きられない

職場の自分の荷物やら、道具やら。

片そう、片そうと思うだけで、必死に仕事をこなして夕方になったらもう気力が残ってない。

そんな中で読んだ、コンマリさんの本。

joy at work、仕事の片づけに特化した本。

読んだあとに出社すると、自分の持ち物が違って見える。

あっ、これはいらない。

捨てていい。

同じものを見ているはずなのに、景色が変わる。

すぐにはまとまった時間をとっての大がかりな片付けはできない。

図書館で借りた本。

よし、買おう。

帰りに本屋さんへ寄る。

わかってる、ネットで買った方が効率的。

本屋さんに行ったけどないばあいだってある。

でも、なんかまず行ってみる。

タッチパネルの検索システムで著者名を打ち込む。

在庫はなかった。

家に帰って、ネットで買おう。

最初からそうすれば、立ち寄る時間を節約できるし、その分他のことに時間を使える。

そっちの方が合理的。

でも、きっとまた僕は本屋さんへ行くだろう。

在庫がなくて、肩を落として帰るだろう。

人は、合理的なだけでは生きられない。

僕は本屋さんが好きなのだ。