効率化の鬼

スシローよりもはま寿司がいい。

そう言う奥さんに興味がわき、行ってみた。

土曜日の夜、大繁盛の様相。

予約していったけど、まず入れない。

20~30分ほど坊ちゃんと入口近辺でわちゃわちゃして時間を潰す。

見慣れぬ店内。

今まで見た回転ずしやさんとは違う。

そもそも回ってない。

二段の直線レール沿いにテーブルが配置されているだけ。

タッチパネルで注文すると皿に乗った品物がビューっと走ってくる。

それを取って食べる。

自分の席でピタッと止まるから間違えようもない。

スマホで注文して宅配業者が届けてくれる。

それと似てて、なんだか超スピーディな通販食事みたい。

店員さん、ただ終わった席を片付けるだけ。

皿枚数を数えたり、ありがとうございますって言ったり、接客的な業務はない。

客である、僕。

淡々と注文し、淡々と食べる。

なんだか工場の一部になったみたいだ。

出てくる寿司は絶妙にまずくはないけど、まったくもっておいしくもない。

「食料」という感じ。

唯一おいしいと感じたのはデザートで注文したパフェ。

日本のお菓子のレベルは高い。

味は一旦おいておいて。

いや、すごかった。

効率化の鬼。

そのシステム、めちゃくちゃ合理的。

いろんなものをそぎ落として、すごくシンプルにしてる。

厨房もみてみたいけど、それはさすがにバイトとして潜入しなきゃ見れない。

おいしくはなかったけど、仕組みの勉強としてとっても楽しかったはま寿司。

エンジニア系の職種の人であれば、そんな楽しみ方もアリでは?