ありがとう、社給スマホ

家でゆっくりしようか、出かけようか。

さんざん迷った挙句、出る選択をする。

迷うって、結構エネルギー使うし、疲れる。

そして、無駄。

要は、優先順位がカッチリしていないってことなんだけどきっと。

決め手は「どっちが今日しかできなくって、したいんだ?」に気持ちが振れたほう。

これがね、メトロノームみたいにどっちにも振れてるの。

なんとなくいい買い物ができた気がして、帰宅して、ちょっと「選ばなかった方」の1日に思いを馳せる。

そっちはそっちで、良かったんだろうけど、でも、この買い物は今日しかできなかったかもしれないし、良かったなと。

 

ブッブッ

 

社給スマホが震える。

メールが1件。

休日でも送らざるを得ないような痺れるトラブル系。

思わず目を見開き、そしてろくに文書も読まずに電話する。

心臓に悪いわ。

しかも、朝に来てたやつなのに、受信通知は21時。

キッチリ12時間後。

明日からのバタバタ生活に、気が沈む。

今日、買い物行ってる場合じゃなかったじゃん。

こんな時に限って、通知遅延。

いや、違う。

21時に通知してくれたからこそ、昼間気兼ねなく楽しく過ごせた。

大きなトラブルだけど、別に、誰かが死ぬわけじゃないかもしれない。

ありがとう、社給スマホ