B級品

時々青果店に通う。

小汚い大将と小汚い店内。

そもそも、ドアがない半分露天のような店構えなので、「店内」という言葉でいいのかは微妙なところだ。

 

とにかく、安い。

店に並ぶのはB級品ばかり。

でも、何がB級かといえば、ほとんどは「見た目」だと思う。

ちと傷ついていたり、小ぶりだったりの梨を買って食べたけど、僕の舌には十分美味しい。

8個くらい入って400円。

まさに破格。

 

店内の冷房代いらないし、過剰に包装もしていないし。

形や見た目が悪かったとして、食べる前に皮剥いた李、切ったりするわけで。

スーパーに並んでる果物や野菜たちがいかに「見た目整っているか」を痛感する。

 

思うこと。

そもそも形が悪くて値段が下がるって世の中のスタンダードを変えてもいいのでは?

形良くても悪くてもグラム何円でいいじゃない。

ってならないのは、人間が見た目キレイな方を好むから。

僕はB級品で十分。