文句なしの殿堂入り。
池谷さんの「パパは脳科学者」。
これはもう、間違いなく今まで読んだ育児書の中でNo.1・・・。
と言いつつ、そもそも、育児書を読んだのが初めてかもしれない。
25年かけて培われた、池谷さんのブッチギリの脳科学データ。
自らの研究実績のみならず、全世界の脳科学研究の最前線が、池谷さんの頭に詰まっている。
そして、そのデータベースを引っさげ、自身の初めての子育てに挑んだ日々が綴られている。
脳科学×子育て。
褒めたのに、なんで我が子は怒るのか?
誰もが直面する、子供の理不尽な応答。
その出来事に対し、しっかりしたエビデンスを示しながら池谷さんが一般人レベルまで
噛み砕いて解説してくれる。
それが、ビシビシ腹に落ちる。
いくら子供がかわいいと言っても、時に憎たらしくもあるもの。
でも、そんな仕草も、脳科学的に見たら、ちょっと世界が変わる。
視点を変えれば、それは「成長の証」だったりする。
そんな風に、とらえてなかった・・・。
要するによ。
この本を読んで理解しておけば、格段に落ち着いて子育てを進めていける(読んでないよりもね)。
そんなにうまくいくことばっかりじゃないけど、どうすべきかの方向性のヒントをくれる。
そんな、グッとくる本でした。