「ヒト」の限界

高橋由伸選手が現役を引退した時、年取ったなぁって思った。

そう思っただけで、あまり自分ごとにならなかった。

イチロー選手がレギュラーじゃなくなって、それでも「出場すれば打てるかもしれないのに」って認められなかった。

イチロー選手のNHKスペシャルを観た。

もがき、苦しんでいた。

淡々と、こなしていた。

あんな、すごい人が、引退だなんて。

「ヒト」の限界。

野村克也さんが亡くなった。

あの頃のヤクルトスワローズが好きだった。

少し前、これまたNHKスペシャルに出ていた(笑)

昔の、戦う面影がない。

テンション低すぎて、とてもゴールデンタイムのNHKスペシャルな状態じゃなかった。

ああ、どんなに成功しても、所詮ヒトの域は超えられない。

 

なんだか、とっても「時が経った」ことが自分ごとになってきた。

そんな、不思議な力を持つ二人。

そう、僕はワクワクしてたんだ。

想像を超える、異次元のプレーをするイチロー選手に。

弱者が強者に挑む、野村さんの野球に。

それが観られなくなってしまうほど、歳をとったんだなと。