情報なんて洩れる、漏れないのは暗黙知だけ

情報が大事、と言われて久しい。

僕はそうは思わない。

情報を使える人がいるかどうか、が大事なのであって、情報だけあっても意味がない。

あと、スキームね。

ほら、結局のところ、政治的に決まることだってあるじゃない。

いくら情報持っていたって、政治的な轍を作れなけりゃ、結局やり通すことなんてできない。

 

仕事をしてて、やり取りしてる先へ回答しなきゃいけない。

下っ端の僕に権限は無い。

上位者へ伺いを立てる。

 

この情報を開示していいですか?

 

この部分は消して、という指示にイラついている僕がいる。

そんなもん、書いてあろうがなかろうが、何が変わるって言うんや!

5秒後、冷静になって気づいたのは、その情報は別の資料に書いてあって、その資料は「これは出していいだろう」って、勝手に僕が判断して、既に出していた。

それを言ったら、じゃあいいよ、となった。

情報なんて、そんなもんなんだ。

その上司が出すのを渋った情報。

僕が疑問なのは、「それを出すか出さないかで何が変わるの?」ってこと。

変わらないでしょ?

だったらいいじゃんって思うわけで。

そういう判断の仕方を、意外とみんなしていない思う。

 

ただただ、情報は出さない方がいい

 

情報なんて洩れる。

漏れないのは暗黙知だけ。

信頼できる暗黙知を持った人を大事にする。

暗黙知を形成する経験を大事にする。

それが大切なことなんじゃないかと思う。