イヤミ

車で小一時間の距離にある標高800 mくらいの山に登った。

山頂まで半日で往復できるくらいの、ちょうどいいサイズ感。

なぜか、登る前よりも元気になった気がする。

 

登山口までの道中、助手席の奥さんから「実家の家族では助手席で本を読む人はいない」と嫌味を言われる。

確かに僕は助手席に乗る時に本を読んだことがある。

奥さんが助手席で携帯をいじるのと、奥さんが助手席で寝るのと比較して、何がイカンのかがわからない。

それは、僕のせいなのでしょうがないのかもしれない。

奥さんの実家の家族で車で出かけるときは、車内も和気あいあいとしてとても楽しいのだという。

楽しくなくて、ごめんなさい。

よく奥さんのお父さんが引合に出されるのだが、奥さんのお父さんと同じようには、僕にはできない。

実家へ引っ越してください、としか言えない。