脳に余力があるから

これはなんでだろう?

そう疑問に思っていたことが、ボケーっと歩いてたり、車運転してたり、そういう場面で「あっ!そうか!」って腑に落ちることがよくある。

あれかね。

特に何もしていない分、脳に余力があるから勝手に整理してくれて、ストンとハマる瞬間があるのかもね。

 

最近でいうと、奥さんとの別居について。

奥さん、今実家に子供と住んでる。

そんで、僕はというと転勤になったわけでもないんだけど諸事情で一人暮らし。

「次の春からまた一緒に住もう」と奥さんは言ってくれている。

そんで家を探しているのだが、僕はちょこちょこ「このまま別居でもいいよ」と言っている。

どうしても、そっちの方がいいんじゃないかって思っちゃう。

その理由が、ある日ストンと落ちた。

 

今の快適な、幸せな実家暮らしという時間を奪うことに対して、気が引けているんだ

 

思えば、昔からそうだった。

高校2年。

明らかに先輩より僕の方が能力高かった。

でも、レギュラーを獲りにいかなかった。

先輩からそれを奪ってまで、試合に出たいと思わなかった。

 

結婚した時は、お互い一人暮らしだった。

だから、実家での幸せな時間を奪うという感覚がなかった。

それが、今は見えちゃってる。

だから言っちゃうんだ、たぶん。

 

何かをすることは、たいがいにおいて何かを奪うことでもある。