昔、キングギドラという音楽の人達がいて、今も活動しているのかもしれないけど、「公開処刑」という曲を作った。
その曲はキングギドラの人達、特にジブラさんというキングギドラのボーカルが、降谷建志さんに対して「そこのカス野郎」と罵る歌だ。
グレイトフルデイズって曲では一緒に歌った2人なのだが。
噂で聞いた話によると、降谷建志さんが「summer tribe」という曲を出した時に、その歌い方がジブラさんの歌い方に似ていると。
その歌を聞いたジブラさんが「オレのパクリじゃねえか!」ってキレたからこの公開処刑って曲を作ったって、ホンマか知らんけど、そうやって聞いた。
summer tribeって曲を聴くと、確かにジブラさんの歌い方に似ている。
さて、ここで疑問が浮かぶ。
なぜマネをしてはいけないのか?
著作権法的な考え方からそう思っているのだろうか?ジブラさんは。
この歌い方はジブラさんの著作権がかかっていて、それを無断で使うんじゃねえ的な思考?
なんかね、「真似することは悪いこと」って感覚、無意識に植え付けられているような気がする。
コシノジュンコさんの対処がイケているんだ。
服のデザイナーさんかな?たぶん。
昔、中国の工場を視察した時に、めっちゃ自分のパクリっぽい服を作っていたんだって。
それを見て、コシノジュンコさんは怒るのではなく、笑っちゃったそうで。
「一緒にやろう」って誘ったんだって。
器、でけえ!
その根底には、「自分も最初はパクリから始めた」ってのが、ちゃんと自己認識できているんじゃないかな?
だから、ジブラさんも、あの時怒らずに、いろんなボーカルの人を集めて、みんなでジブラさんの真似して歌う曲を作って、「パチモンジブラ」って曲出しちゃっても良かったんじゃないかなって。
ジブラさんだって、最初は誰かの真似から始めたでしょ?