ミノ。
カタカナで書くと焼肉感しかない。
でも、ここ日本国には「ミノ」と読む苗字があるのです。
同僚が思い出したように言う。
「あっ、ミノさんの分も追加で・・・」
これだと焼肉感はないのだが、少し慌てて言ったものだから「っ、」の部分がすごく短かった。
「あミノさんの分も追加で・・・」
まだ意味は通じる。
これを、僕の耳が聞いて、脳が翻訳した文章にすると・・・
「アミノ酸の・・・」
となる。
おいおい、この会社は食品メーカーじゃねえんだぞ!?
バリバリのプラントメーカーじゃ!
なおも喋り続ける同僚を制し、「僕にはアミノ酸と聞こえたんだ!」と熱っぽく訴える。
話を聞いていたミノさん本人が「昔そういうあだ名で揶揄われて嫌だった・・・」と苦い顔をする。
ミノあるある、なのかもしれない。