まだおミクロんが流行りまくる直前。
下火になった隙間を突くように開催された新年会。
10万キロ以上走ってる中古車を買ったという同僚が、周りからボロカス言われてた。
「そんなボロ、買うか?」ってなていで。
この前ね、タクシー乗った時、運ちゃんに色々聞いたのさ。
その運ちゃん曰くね、「日本車なら、メーカーを問わず40万キロは走る」って。
続けて、「10万キロで買い替えるから、自動車メーカーは儲かっている」のだとも。
この話、結構納得できる部分もあって。
地元に広がる田んぼ。
その中で、ポツポツあるのが、ロシアかどっかの中古車集めの業者。
日本ではスクラップ扱いされ、売れない中古車を自国へ持って行って売るの。
そんな業者がいっぱいいるのね。
但し、40万キロ乗るにはバッチリメンテしてって条件だろうけど。
エンジンオイルは3000キロで替えるって。
そんで、替える前にちょこちょこ継ぎ足し、継ぎ足し、をするんだって。
地味に減っていくから。
あと、製造されてからの年数でも違うかも。
タクシーの運ちゃんが言ってるのは毎日バシバシ乗って、走行距離グングンいってまうパターンだろうしね。
でも、僕も10万キロくらいが目安だと思ってた。
人がみんなそう言ってるからってだけで、よくよく考えると、なんの根拠もないのにね。
きっと、僕の常識なんて、そんなんばっか。
ろくに確認もせず、誰かの言ってたことを鵜呑みにして、あたかもそれが当然って顔して生きている。
僕なんて、軽率で、バカで。
それにすら気づいてないくらいバカで。
でも、全部気合い入れて確認する時間なんてねえから、一生バカ!