軍曹

・・・はい、それではよろしくお願いいたしますー、失礼いたしますー・・・バカかこいつは!

 

電話の切る度に悪態をつく人、ナナメ後方に在席。

「軍曹」と呼ばれていた時期もあるという。

下請け業者の不甲斐なさに、爆発が止まらない。

というより、電波が繋がっている間の我慢を吐き出さずにいられないのだろう。

軍曹はきっと、精神を病むことはあるまい。

うん、うん、と内心頷く。

 

あまり気持ちがいい出来事ではないが、そういう言葉を「受け取らない」という発想を得た今、そんなに気にならない。

うっ、と思った時に「受け取らない」と念じると、その言葉はブーメランで本人へ帰っていく。

そのうち、別の電話が繋がっていて、下請け業者の他の人へ聞こえてしまうのでは?

時代は流れ、出来るだけ直通電話で済ませて取次をなくそうという流れだ。

気にならない。

いや、気にはなっている。

ただ、ダメージは受けていないだけ。

受け流す心の作業に時間を取られている、そう考えるとやめてほしいなあ。

休日に一週間分まとめて吠える、やってほしいなあ。

 

下請け業者の不甲斐なさ、わかるけど、僕だって人から見たら不甲斐ないこと多々ありそう。

いや、満載あるよ、きっと。

僕の場合は、静かにメールで同じことを依頼する。

そんでも直ってこないことある(笑)

そこで、電話をかける。

やっと、直ってきた!と思ったら、無駄にかつ地味に間違ってる箇所をしっかり含んでいる。

もう一回直して、やっと仕上がる。

 

時間、かかるよなあ。

何事も。

これが、自分の中でまだ受け入れられていない。

それがマズい。

時間かかることを認めて、やることを減らす。

たぶん、これが正解。

選択と集中

わかっていて、できない自分。

イケてませんなあ。