うつになったきっかけ、聞いてみた。
助手席から奥さんが語り出す。
1枚の写真。
そこにギャップがあった。
バーベキューでSNSのアドレス交換した、保育所のおかあさん。
その人が送ってくれた、保育所でのイベント写真。
写真に写る坊ちゃんは、イベントに参加せず、隅っこから見ているだけだったという。
ショックを、受けた。
えっ、イベントに楽しく参加していなかったの!?
イベントには楽しく参加していると、勝手に「思い込んでいた」奥さん。
他の写真を見ても、イベントに参加しているものはなかったという。
奥さんは「他の子と楽しくイベントに参加できない我が子」を受け入れることができなかった。
てっきり、楽しく保育所で過ごしていると思っていたのだ。
去年までは、楽しくイベントに参加していたのに・・・。
私の育て方が悪かった。
私の育て方が間違っていた。
オロオロ自分を責め、坊ちゃんを変えようとし、今に至る。
ちなみに、僕はバーベキューに行かなかった。
奥さんに来て欲しいと言われたが、断った。
理由は「行きたいと思わなかった」から(笑)。
ごめんね、奥さん。
自分に聞いてみた、ということ。
バーベキューに行くより、自宅に残って過ごす方が、やりたいことだった。
保育所のお父さんたちと交友を深めたい?
答えはNOだった。
1回のバーベキューで「友達」になれるほど、僕にとって「友達」と言う言葉は軽くない。
2回会ったら友達だって?嘘はやめてよ
確か、YUIさんって音楽の人の歌詞であったと思う。
なんか、いいなぁって、昔思ったっけ。
SNS、便利な反面、毒にもなる。
うつを治すため、SNSの連絡先を減らすという。
いいことだと思う。
全部、一回やめちゃってもいいけどね。
僕は今だに会社から支給された携帯電話しか持っていない。
連絡をとる人は、すごく限られる。
携帯、SNSをやめても残る繋がり。
普段、連絡を取らない分、それが見えた時に、その人との繋がりがとっても「映える」よ。
イベントに参加しないという、坊ちゃん。
「内向的」と言えるのかな?
ドラゴンズで投手コーチ、ヘッドコーチ、監督を務められた森繁和さん。
著書に面白い言葉あり。
一流のピッチャーに共通すること。
孤独と向き合えるかどうか
意外な言葉だった。
あまり関係ないかもしれないけど、坊ちゃんに思い当たる節。
お母さんのいない、父と子だけの時間を初めてふた晩過ごしたけど、一度も「おかあさんにあいたい」と駄々を捏ねなかった。
普段、孤独と向き合っているから、だからなのかなって。
イベントに参加して、楽しく過ごせることも、いいこと。
でも、これはこれで、いいことなんじゃないかなって。
減点じゃなくて、加点だけ、見ていようよ。
親バカでいいじゃない、まだ4歳。