晩成

3ヶ月ぶりくらいだろうか、直接話すのは。

母から電話。

 

孫の動画やらが送られてきて、喜んでいるのだという。

ああ、奥さんが送ったのね。

保育参観のやつ。

「ステージの上に立って、演奏したり、できてるじゃない、よかったね。」

話していると、何か、坊ちゃんが猛烈に他の子よりできていないと思っていたようだ。

まあ、情報は正確には伝わらないよね。

想像以上に「できてる」ことに安心している様子。

「あんたと同じで、大器晩成なんかもしれんね」

オイオイ、ちょいと待ち。

俺のどこが『晩成』しとんねん!?(笑)

親バカ。

どこの親も、いくつになっても、どの時代でも。

これは変わらないことなのかもね。

そして、親バカでいられるってこと、それは自覚しにくいけど、恵まれた状態なんだと思う。

 

坊ちゃんへ誕生日プレゼントをあげたいと言う。

何がいい?と聞かれる。

意外と難しい質問だ。

5歳児へのプレゼント。

電車は好きだが、もう十分持っている。

この前、奥さんの実家に行った時も、見たことない巨大なトミカセットが・・・。

ばあちゃん(奥さん側)が買ってくれたという。

絵本?いいんじゃないだろうか。

坊ちゃんの好みの絵本がわかんないか・・・。

そのうち「お金の方がいいか・・・」と言いだす始末。

うーん、それはいらない、と僕自身は思うのだが。

「何かあげたい」という気持ちは邪魔しちゃいけない気はしてる。

でもあげるのは「お金」じゃない方がいいと思う。

失敗してもいいじゃない、坊ちゃんが喜ばなくても。

何がいいかな?って考えたこと、そこにあげる側が満足できれば。

それでいいと思うの。