めっちゃ誰もが認める重鎮。
でも、全然出世していない、たぶんだけど。
そんな人がいて、僕もよくお世話になってる。
雑談する機会があったので、聞いてみた。
昇進しようと思わなかったんですか?
答えはシンプル。
向いてない。
そんで、技術一本勝負、という生き方で、もうすぐ還暦。
でも、現場の担当からはすっげえ頼られてる。
僕もそう。
そんで、その人、いっつも清々しい。
長く会社にいるつもりもないし、下の世代からは恐れられているから、そもそも会社から「定年後も残ってくれ」とはならないだろう、と言ってた。
上のバリバリ世代には珍しく、自分の特性を理解して、それに抗わず、社会規範にながされることなく、自分らしく生き抜いている、そんな印象。
いいなあ、と思う。
生きづらい世の中を、苦しいながらも明るく生き抜くヒントが、ここにある気がする。