言わずもがな。
仕事というものは一人ではできない。
一つの会社だけでもできない。
別の会社の人にも協力してもらって、やっとこさ何かしらの形になっていく。
そういうもんですね。
その協力会社はなぜやってくれるかというと、「お金」である。
すぐ支払うにしろ、支払う可能性があるにしろ、「お金がもらえる可能性」という私欲が人を動かす。
協力会社、会社によって様々。
人によってもかなり違う。
簡単に言うと、「一緒に仕事したい人、会社」と「できれば一緒にやりたくない人、会社」の二つに分かれる。
世の中うまくいかないもので、「できれば一緒にやりたくない会社」に仕事を出すよう、上からのお達しが出た。
だから、出すんだけど・・・
結局うまくいかないから、熱血先輩が「もっと安くやれ!」と責め立てる。
元々の額が高すぎるのが問題なんだけど・・・。
他のもっといい人に出せば解決なんだけど、上からのお達しなので、それができない。
その熱血漢が僕にもプレッシャーかけてくる。
耐えかねて、反発。
熱血さんは僕に言う。
協力会社を育てるんだ、と。
一旦引き下がった30秒後、僕は気づいた。
あの・・・育てるっておっしゃったんですけど、協力会社の人、何歳ですか?
たぶん、僕の父より年上(笑)
もう、育てるって年でもないでしょ?
そんで、その人だけじゃなく、その会社の人たちの平均年齢、確実に50は越えてんじゃないの?
その通りなんだけど・・・
で始まった返しは、その後覚えていない。
覚えていないということは、内容が伴っていなかったんだろうね。
カーネルサンダースは還暦を過ぎてからケンタッキーを始めたという。
戸籍上は高齢者でも若々しい人もいる。
しかしながら、だいたいの人は過去の比率が増すにつれて、そのかこに縋ってしまう。
変われない。
これもまた事実。