それを僕は知っている

昼休みを終えて、いざ昼からの仕事へ。

チラ見した携帯に奥さんからの着信アリ

折り返した電話で一言二言、そこで察する。

 

誰かが死んだ。

 

誰かを聞いて、納得する。

一番可能性が高い人だったから、驚きはない。

すぐに仕事のスケジュール調整に入る。

この会社内では、身内の人が死んだことが出張を断る理由に値する。

それを僕は知っている。

理由にならない職場にいたこともあるから、だから書いているんだと思う。

 

調整を終えて、一息つく。

ジワリ、とこみ上げてくるものがある。

明日、会いにいこう。

動かないおばあちゃんに。