小一時間くらいです。
そう聞いていた飲み会は、2時間半は続いた。
誰も終わらせようとしない空気の中、同僚の携帯に映る婦人からの着信を大きめの声でアピールし、なんとかお開きとなった。
疲れた。
そもそも参加するメンバーは僕じゃない方がいいんじゃないの?って、若い候補を2名挙げたんだけど、「今後の仕事のことを考えて、ある程度の中堅どころの方がいい」ってことを言われ、ああ、仕事か、と観念した。
別の部署、初対面、偉い人。
最近の若い奴らをどうやって仕事にのめりこませるか?みたいな話で、「最近の若い奴ら」って言葉に上から目線を感じて。
昔に比べたらキツイこと言われないし、根性もない、みたいなニュアンスの発言にイラっときて。
高校野球を見てみい、と。
近年、めちゃくちゃレベル上がっとるぞ、と。
で、昔の方が絶対厳しいし、だからといって、昔の方がレベルが高かったわけでもなかろうに。
若い世代を上から目線で下に見てる時点で、イカンと思う。
自分が同じ年齢の時と比較してどうか?とかさ。
あと、世代が違うやつらのマインドセットは変えられない。
それは、彼らが生きてきた時代、環境、教育、それらが作り出したものだから。
ええと、ということは。
僕が上の世代に対して「この人たちの考え方はイカン」って思うのもイカンのかもな。
人間、自分の過去を肯定したいもの。
だから「今時の若いやつらは」ってなっちゃう。
でも、自分だって、あと20~30年くらい遅く生まれてたら「今時の若いやつら」だったはずなのにね。
ほら、いつ生まれただけじゃん。