自宅で迎える、定時の終業時間。
仕事は全くもって終わっていなくとも、なんとなく気が抜けちゃう。
少しボーッとしてから、時計の針にハッとする。
コーヒー豆屋さんが、閉まっちゃう!
ポロシャツにステテコで家を出かけて、踏み留まる。
この組み合わせは、さすがにNGではなかろうか?
ラフな方をチェンジ。
ポロシャツは黒に近いくらいの濃い紺色。
その下に、これまた濃い紺色のハーフパンツで、いざ出発。
コーヒー豆屋さんにはいつもの店員さん。
前回の豆は甘かったですよね、と言われ、甘くはなかったと返す。
僕は正直なのである。
家に帰ると、奥さんが服を褒めてくれた。
なんか、そのカッコいいね、と。
そう言われてみれば、初めての組み合わせ。
僕自身は、この組み合わせがいいと思っていなかった。
鏡に映った自分を見ても、それがいいとは思わない。
でも、服ってどっちかというと、他者から見られるものだから、他者目線を優先すべきであって。
自分がいいと思ってるからといって、それをそのまま信じちゃいけないなと。
反対に、自分がアカンと思ってることを、そのまま否定しちゃいけないなと。
そう思いました。
ついつい、やっちゃうんだけどね。
自分には自分の視点しかないから。