ポジティブにボケる

鼻毛に白髪が混じったり。

耳の穴の入り口付近に産毛ではない波平さんの頭髪のような毛が生えていたり。

年取ったなぁ・・・。

そう思うことは増える一方。

若くなってるわけじゃないし、健全っちゃ健全なんだけど。

 

僕が子供の頃、親の世代ってのは今より若くって。

というのは子供できる年齢が上がったよねってことだけなんだけど。

同じく家を買うタイミングも後ろにズレた印象。

僕よりも5歳くらい上の先輩が家を買ったそうで。

4000万円くらいはするのだとか。

いや〜、高級住宅。

その先輩よりも遥かに収入の良い部長さんに話が飛び火する。

 

「〇〇さんの家もそのくらいするんですか?」

 

だいたいの日本人、「いやいや、私の家なんて・・・」と教科書通りに謙遜。

この部長さんはもっと懐が深くって、

「いや〜、俺ん家はもっとするなぁ」

とさらに仰け反って椅子に座る。

 

穏やかな笑いが広がって、その後は覚えていないんだけど、なんかいいなぁって。

ちゃんと肯定してるし、ボケてるし、場の空気も良くなってる。

言うならば「ボジティブにボケる」ということか。

 

見習いてぇ!って思うけど、そこは「言うは易し、やるは難し」のパターンです。

そういう場面がいざやってくると、反射的に「いや、僕なんて・・・」と返してしまう。

「それでも!」と思いながら、今はまだ思っているので、まずはそう思い続けていきまする。