元々財政赤字に歯止めが全く効いていなかった日本。
そこにトドメが刺さったと言えよう、コロナ。
それでも生活していて「破綻した」と実感することはできない。
元々貧乏な人が貧乏な暮らしをする。
これはわけなくできる。
一度生活レベルが上に上がっちゃった人がひもじい思いをしながら生きる。
これがなかなかできない。
「不可能に近い」と言ってもいい。
買って数年の大きな車。
このローンを払い終わっていないのに、また車を買う人。
それもローンで買うことをオーバーローンというらしい。
しまいにはバイクまで買ってしまって、会社の同僚から借金。
数年後に「お金返ってきましたか?」と聞くと音沙汰ないという。
側から見たら、借金がなくなるまで歯を食いしばってでも車なしで生活すればいいだけなんだけど。
借金が借金のハードルを下げる。
生活レベルを上げるのは簡単。
落とすのは至難の技。
今、国全体が「贅沢を捨てられない」でいる。
当然だ。
日本における贅沢のレベルがどんどん下がっていってるのだから。
なおさら捨てることはできないのだ。