初めて見る現場へ、朝一、先輩と二人。
昼飯は?と聞かれ、正直に「いつも朝昼食べない」と答えた。
現場の長から説教。
三食しっかり食べないと、身体によくないで。
食べなさい。
朝見た時からごっつ顔色悪いと思っとったんや。
見てみぃ、こいつなんか、よく食べよく飲むから、こんなに元気。
頷きながら、「はい、そうかもしれませんね」と聞き、12時過ぎに現場を後にする。
現場でバリバリ身体を動かすのなら、確かに食べないと持たないのかもしれない。
人それぞれ、消費するエネルギーに合わせ、食事をとるべきなのだと思う。
流石に、直帰するには早い。
事務所に戻ると、同行してた先輩がダウン。
青白い顔をして、帰っていった。
Sさんが「あいつ、パン食ったから体調崩したんじゃねえの?」と笑いながら僕に振ってくれる。
僕がジョコビッチのグルテンフリー話してたのを、覚えててくれたのね。
そんで、小麦やめるなんてありえねえ!って反応が普通なんだけど、まあ、本心そうやって思ってるかもしんないけど、そうやって冗談でも肯定的に言ってくれるのは、嬉しいものですね。
そういえば、現場から退散する前に、その先輩はパン食ってた。
そんで、「米食べたらよくなるかと思ったけど、ならなかった」とこぼしながら帰っていった。
おめえ顔色悪すぎだぞ!って言われた僕が昼からも仕事を継続できて、言われてなかった先輩がダウンして帰っちゃった、という話。
よく言うよね、医者とか、かーちゃんとか。
体調悪い時でもできるだけ食べなさい、食べないとよくならないって。
あれ、けっこう怪しいと思うんだよな。
治すために、身体は集中したいから食欲ないんじゃねえかなって。
ちなみに、僕が顔色悪かったのは、ほとんど寝てなかったからだと思う。
最近、よく全然眠れないんだな、これが。