学ぶ準備

会社の部署で、「勉強会」っぽいこと、開催されたりしてる。

みんな集まって、一人が発表して、みんなで聴くわけよ。

そんで、終わった後に「何が質問ありますか?」って。

何も質問しないのは、発表者に対して悪いな、無反応が一番寂しいって。

そう思って、いつも何か質問できることは?って考えながら聴くんだけど、なかなか思いつかなかったり、気持ちが入らなかったり。

けっこう、モヤモヤしてた。

やめたいな、この時間って。

でも、勝手にやめるわけにいかない。

秩序の問題ね。

やめるなら、上になんか言わないと。

そんな気持ちを抱えながら生きてて、ちょっとスッキリした。

たぶん、これだ、と。

 

飲食店の修行時代、オーナーが嘆いてたの。

「バイトに教える気がしない」って。

覚えよう、できるようになろうって気持ちが薄いのね。

その根本原因は「それで食っていく気がない」「どうせ学校卒業するまで」「その仕事の時間自体を楽しんでいない(funじゃなくてenjoyの方ね)」「お客さんに喜んでもらいたいと思ってない」・・・などなど。

そういうことじゃないかな、と思う。

かといって、学生のバイトさんたちを、僕は責められない。

僕も、チャランポランでバイトしてたことある。

ちゃんとしてた時も、あるけど。

その分、修行時代の僕は違った。

だから、「教えがいがある」と、厳しくもオーナーは指導してくれたと思う。

 

何かを学ぶ時には、学ぶことより、学ぶ準備ができていることの方が、大事。

 

それは、二つの意味に分かれる。

・気持ち(学ぶ意義が腹に落ちている、意欲がある)

・レベル(基礎知識があるかないか。素人に上級編を教えても、頭に入ってこない)

 

塾、学校、これも当てはまる状況、あるかも。

勉強会、要するに「学ぶ準備」ができていないんじゃないかと。

じゃあ準備しろよって言われそうだけど、しないのに勉強会やっても意味ないじゃんっていう・・・。

うーん、禅問答。