引っ越しの侍!

引っ越しじゃ引っ越しじゃ!!!

家の中を見渡し、ふと思う。

大物あるから、さすがに一人じゃできない。

でも、こんなの経験ある人とやれば2人で半日仕事。

 

バイト時代の元センター長に電話。

家ちかけりゃなぁ・・・

転勤族の自宅は遠かった・・・

調べると2tトラックレンタルは1日1万円ちょっと。

マジかよ、1万円プラスヘルプのお礼で済んじゃうって案はあえなく撃沈。

「引っ越しざむらいで検索してみたら?」とアドバイスもらう。

なんでも、よくCMでやってるらしい。

録画でしかテレビ見ないし、ほぼNHKだからCM見ねえんだよな。

 

ポチポチ検索するとすぐヒット。

ズラッと並んだ業者一覧。

決めていることがあった。

相見積もりは取らない。

どこかに決めて、一本釣り。

 

どうせ、やってみなきゃその実力はわかんない。

会社で選んでも、その会社の「誰?」が担当するかの方が大事だったりする。

大手がどんな風かは、ある程度知ってるとこは知ってるつもり。

ならば、いっそローカルな知らない業者だ!

なんの略かわからないアルファベットだけの会社は無視。

文字短くしたいなら漢字でいいはずだ。

 

そうやって残った会社、愛知引っ越しセンター。

シンプルで、いいじゃない。

電話。

受け答え、機転の利かせ方はかなり有能なことを示していた。

実際、翌日の18時にやってきたのは社長だった。

 

話を聞いてみるとどローカル。

大手数社で修行して、約10年前に独立したのだそう。

その戦略は明確だった。

①愛知近郊の引っ越しに絞る(長距離では大手に勝てないから捨てる)

②バイトを使わずに全員社員(需要の変動に対応できないが、クオリティ高い)

③広告に力を使わない代わりに、価格を抑える

 

面白いね。

思わず唸った。

どんな業種でも「戦い方」で小さくても勝機が見えるのかもしれない。

僕は特に②に価値を感じる。

言うは易し、行うは難し。

当日のメンバーが誰であろうと金額は「一人工」は変わらないからね。

 

なんで相見積もり取らないか。

それは、僕が現役で引っ越しバイトしてた時に遡る。

2t発着を二人でやって2万円ポッキリだったことがあるから。

競合他社と値下げ合戦になって、勝ち取った値段がこれ。

俺ら、これだけやって2万円かよ・・・

仕事終えた帰りのトラック、社員さんと二人、なんとも言えない虚しさがあった。

別にさ、僕はバイトだったし、給料としてもらう金額が変わるわけじゃない。

でも、思うの。

「自分さえよけりゃあいい」って時代はもう終わりにしたい。