Day-1 居場所の無い場所

去年、一昨年とは違う。

まず、場所。

京都は食堂の建て替えの影響で、2月時点ではGWのコース募集をしていなかった。

なので、千葉ダンマーディッチャでコースに参加する。

あと、立場。

今回は生徒ではなく、奉仕。

ひたすら座って修行するのではなく、その生徒に食事を提供したりする、というのが主な仕事のはず。

まあ、行き方も行った後の勝手もわからんし、生徒として行ってるときは基本しゃべらないから、どんな感じなのかもようわからん。

不安と共に、レッツゴー!

事前にもらったメールの行き方に従って、機械的に電車とバスを乗り継ぐ。

バタバタで準備した荷物。

意外と売ってないのが、小分けにした状態のトラベル用洗濯洗剤。

最後、バスに乗る前のコンビニで液体タイプを発見して、妥協。

本音は粉体がいいけど、もうタイムアップだ。

ギリギリで乗ったバス、降車で迷う。

指定されたバス停と似た名前。

運転手さんに聞こうと立ち上がって近づくと、「違います」と、聞いてもないのに不愛想な音声が飛んできた。

よく聞かれるのだろう。

バス停にはもう一人降りていた。

荷物が少ないので、ダンマ行きではないと思っていたが、前回コースに奉仕で参加していて、そのまま荷物を置いて来たから、らしい。

どっへえ!そんなパターンもあるのね。

その子が施設まで案内してくれた。

食堂に入り、換気扇の側面の黒板に書かれた部屋番号に入っていいよ、と教えてくれる。

グループ瞑想中の時間に着いたから、皆、ホールにいる。

 

さて、グループ瞑想終わりのケアテーカーさんという立場の人が案内してくれ、「まずは1時間座らないと何もできないから」と、促される。

さすがダンマーディッチャ、何事も瞑想に始まり、瞑想に終わるのだ。

その後、何人かと会ったが、まあ居場所が無い。

当たり前っちゃ当たり前だけど。

いかに普段「居場所がある場所」にいるかを痛感する。

居辛そうにする僕に、ティーチングアシスタントという立場の先生が読み物を勧めてくれる。

ありがたい。

奉仕の場合、アーナーパーマ瞑想は行わずに、最初からヴィパッサナー瞑想をひたすらやるんだと書いてある。

なんでだろ?

あと、「利己的であれ」というのも意外だった。

利他的じゃないんだ。

 

ダンマーディッチャは雨。

居場所の無さに疲れた僕は、夜中に咳き込みながら寝た。