源田さんが小指折れていてもプレーしていたのと、同じような話になるけど。
先発の大谷さんが毎球声を出しながら投げていた。
こんな姿、見たことない。
何が彼らを鼓舞するのか?
日本国、という単位。
今、人類の中でコンセンサスが得られている枠組みの中で、最も大きなもの。
学校の代表、県の代表、国の代表。
その分母が拡大するほど、夢の舞台のレベルは上がる。
全部妄想のはずなんだけど、理屈では妄想とわかっていても、試合展開に熱くなっている自分がいる。
幼い頃、地元の県出身の選手に親近感を持って、自然と応援していた。
大人になり、都会へ出た。
歴史を知り、社会の仕組みを知り。
「地元出身」という枠に対しての気持ちはどんどん薄れている。
でも、「日本」に対しての気持ちは薄れていない。
それは、僕が日本にずっと住んでいるからかもしれない。
だとしたら、日本を離れて暮らしたら、「日本」に対しての気持ちは薄れるのだろうか?
日本を離れた方々、いかがでしょうか?