進まぬ仕事は誰のセイ?

スタートダッシュへ意気込む月曜の朝。

ついつい先延ばしにしたい仕事を一番目にもってくる。

仕上げるだけだし、すぐに終わるだろう。

そう思ってやり始めると、追加修正が必要なことに気づく。

先週、後輩にやってもらって「これでOKです」と説明してもらったやつ。

まだOKじゃなかった。

いや、ありがたいんだよ、修正からスタートできるんだから。

終わった頃に、横やりのメールが何通もぶっ刺さる。

参考文献の山。

いや、いらない、いらないの、そんなに文献いらないの。

いつもお世話になってる人からの親切心、読まないわけにはいかない。

読んでいて、ふと気づく。

あれ?この算出式、違うかも?というか、パターンによって使い分けてるのかも?

質問すると、「確かに・・・」との返事。

ついでに「○○さんに聞いてみて」って話になって、また仕事が増える。

マジかよ、やる予定だった仕事に手をつけるどころか、仕事が増えてしまった。

○○さんへの質問メールを作ろうとした矢先、左上に重鎮の顔。

手を合わせ、ごめん、悪いんだけど、この案件のこの図面のデータを探してくれないか?前は製本があったんだけど、今はなくて・・・。

うん、知ってる。

僕が処分した。

デジタル化の弊害。

あの本があったら、開いてコピーして終わりなのに・・・。

いかんよ、データ化してポイはやり過ぎたらあかんよ!

そして、そのデータは意外と見つけにくい。

なにせ、もう20年も前の案件だから。

さらに、その古いデータが入ってるファイルサーバにアクセスできない。

テレワークしてる人に聞いて、それでもよくわかんないからサーバの電源ON-OFFして、やった!アクセスしてデータ見つかった!!

既に部内の打ち合わせに10分遅刻。

さて、その打ち合わせにインしてだらだらとつらつらと時間は過ぎていき、気づけばもう昼前。

その他の野暮用をこなしてるうちに昼休みのチャイムが鳴った。

15分間の仮眠をとって、いざPM。

なんとか○○さんへの質問メールを送って、午前で終わらせる予定だった仕事に着手。

電話が鳴ったと思ったら、急遽明日現場へ行ってくれ!って依頼。

気持ちよく「行けます!」と返事をして、内心絶望する。

スタートダッシュどころか、最近は朝にやろうと思ったことの半分もできずに一日が終わる。

仕事って、なんでこんなに進まないんだろうか・・・