初めて息子を叩いた日

今日、初めて息子の頬を叩いた。

奥さん曰く、人様にもらったお菓子を口にして、不味かったのか「いらない」とそのお菓子を投げ捨てたという。

もういやだ、と塞ぎ込む奥さん。

どれだけ言ってもそのイケナサ具合を息子が理解してくれないのだという。

奥さん、最近うつ病再発の気配。

さて、そこまで言っても効かないなら、もう引っ叩くしかないか。

僕は家を出て、公園で遊ぶ息子へ向かう。

おとうさん!と喜ぶ息子をお前、ちょっと来い!と引きつける。

こういうことしたんか?と聞くと、まあそりゃあ、やったっぽい。

右に、左に2発ビンタ。

子供からしたら結構強めだと思う。

そういうことしたらダメ。

諭して、奥さんに謝らせた。

小声ながら「ごめんなさい」って言ったから、取り敢えずOK。

そのあと息子はしばらく泣き続けた。

それでも息子はわからないかもしれない。

変わるかもしれないし、変わらないかもしれない。

ただそれだけ。

できることをできる範囲でやる。