「仕事」という魔物

すげえ感じのいい営業さんがいて。

このクッソビッグクレームの矢面に立ち続け、はや1ヶ月。

とうとう身体が限界に達したのか、昨日は夜の打合せ途中で帰宅したという・・・。

会議の出席者曰く、「声が出ていなかった」のだとか。

 

翌日、用事があったので会いにいくと声が掠れ切っている。

可哀想に、カラオケした訳でもないのにこんな声になってしまうなんて・・・。

身体大丈夫ですか?って聞くと、「これだけが取り柄なんで!」とわざわざ立ち上がって細切れの音で返してくれる。

もうね、ダントツで感じがいい。

若くて背が高くて、超感じいいの!

 

こんないい人がボロボロになるまでやる、この「仕事」というものは、一体なんなんだろうか?

普段なら絶対にしないことも「仕事」ってなった瞬間に、みんな振り切れちゃわない?

それは「お金をもらえるから」ってだけじゃない気がすんだけど。

彼ら、僕らを突き動かす、この「仕事」という魔物。

冷静に考えてみるの、不思議なのです。

これってそんなに価値があることなのだろうか?と。

 

人は、一体何のために働くのだろうか?