「嘘はついていない」ということ

100分で名著。

資本論の回。

解説者が事例を紹介する。

 

フランスでは水道事業を民営化しようという動きがあった。

それが、近年再び公営化する動きがある。

 

へえ、と思った。

そっちの方向なんだって。

 

さて、後日。

とある情報筋。

 

フランスでは〇〇年の実績でいうと・・・。

民営→公営は〇〇件。

公営→民営も同じ数の〇〇件。

トータルではトントン。

決して民営化をやめよう、という世の中の流れになっているわけではない。

 

なるほどね。

一つだけの情報じゃあ、わからない。

その人の都合の良い情報だけ開示している可能性がある。

「嘘はついていない」ということ。

 

さて、両方の立場の意見を把握した上で、僕の判断。

それは「どちらかというと公営化に戻す方向」だと思う。

だって、元々は公営100%だったわけでしょ?

それが、民営化する動きが出てきて・・・。

その時は「民営化する方向」だったわけだ。

100%から率が下がっていくのだから。

それが、今トントンということは、率が下がっていないということ。

下がっている状態からトントンの状態に変化した、ということは公営化へ向かっているということ。

どちらかというと、そういうことだと思う。

 

ついつい、一方の情報だけで「そうなんだ」って判断しがち。

反対意見も聞いた上で、トータル判断できる人間になりたいね。