目の前にぶら下がった人参を食べずに生きる

長期出張を間近に控え。

Gotoの誘惑。

周りの出張マンからはバシバシ使って超お得!という声を聞く。

その一方、仕事での出張では使わないでという話も耳にした。

実際に使ってる人に聞いてみよ、という話。

 

まず、すげえお得なのは間違いなさそう。

宿泊費自体が安くなるのはもちろん、その区域で使えるクーポン?のようなものももらえるのだという。

ただし、ターゲットはあくまでも「旅行者」なんだと。

だから連泊も一週間くらいが限度?なので、その人は毎週ホテルを変えてるってさ。

あと、作業着でホテルへイン!することはしない。

もろ仕事じゃん!って雰囲気は出さないようにしてるって。

税金が使われてて、観光業を助けようって話なのに、会社が(そこで働く出張者が)儲かるってもの違うでしょ?って話なんだって。

そもそも旅行者と出張者と区別できないし、ホテル泊まるってことはそのホテルも観光業でしょ?って捉え方すれば、出張では使わないでとか言う方が無理ある気もするけど。

 

まあでも、話聞いてスッキリした。

僕はGoto使わないわ。

「お得」のために自分の中に引っかかるものを引きずってまでそれに乗っかろうとすると、変な気持ち悪さが残る。

後悔とね。

止める人がいなくて、お金に困っていないのなら、やらなくていい。

「ほんとはダメなことしてる」気持ちを持ちながらだとか「お得のために無理してホテル変えたり」だとか。

制度にマッチしてないところを合わせにいく手間だったり、他の人もやってるからいいじゃんっていう自分へのごまかしだったり。

マイナス面もゼロじゃない。

人によってはお得とマイナスがトントンかもしれない。

 

どうせ財源もないのに国が借金なんでしょ?

だから「自分さえよけりゃいい」って話を一旦フラットにして、長い目で捉えたならば、トータルでは「お得」でも何でもなくって。

日本がデフォルトへさらに確実に前進してるって、ただそれだけなんだと思う。

そうなって欲しくないけど。

難しいね、目の前にぶら下がった人参を食べずに生きるのは。