空気を運ぶ新幹線

出張で遠くへ来ている。

まあ、国内だから知れているんだけど。

朝の新幹線、ガッラガラ。

それでも、便数を減らさずに定刻通り。

新幹線内で起こった無差別殺人の影響で警備員さんが巡回するようになったけど、それも変わっていないし、車内販売のおねーさんも変わらずに1号車から16号車までひたすら往復ビンタを繰り返す。

しまいに、「時差通勤やテレワークを・・・」なんてアナウンスまで流れる。

ただでさえクソ赤字なのに、その赤字を増やす方向に呼びかけまでして、さらにインフラだからという理由で需要に合わせて供給(便数)を減らすことさえ簡単にはできない。

ちょっと、泣きそうになってしまう。

 

日本人は真面目だ。

空気を運ぶ新幹線。

人を運ぼうが、空気を運ぼうが、運ぶ奴らは変わらずに真面目だ。

そのおかげで、僕は何不自由なく予定通り出張できて、いつも通り。

感謝。