認めること。
全ての起点はここではないか?
認めるのは最難関。
だって、それは認めたくないことだから。
こんな人になりたいって願望があって。
それには絶対に届かなくて。
でも願っているうちは認められない。
思い続けることがエネルギーになることもあるけど、その罠に嵌って抜け出せない。
開花できない、長くて暗いトンネル。
いつ出口にたどり着けるかわからないけど、ここまで進んできたのを無駄にしたくない。
どんどん、諦めきれない、認められなくなっていく。
結果、変われない。
きっかけは突然くる。
行動を変えるチャンスが。
それは、多くの場合「喪失」である。
できない、と諦め、その自分を認める。
その瞬間に、トンネルの出口が現れる。
視界が一気に開ける。
思い続けること、願い続けることに浪費していたエネルギー。
これが、自由に使えるようになる。
じゃあ、僕には何ができるだろう?って。
速い球を投げるには、テイクバックがいる。
諦められなかった、認められなかった時間。
一見無駄に見えるけど、そうじゃない。
強力なバネになる。
弓を引くように。
遠回りした分、大きく弓を引いて、最速で。
いや、速くなくっていい。
遠回りが一番の近道。