不思議な制度

扶養という不思議な制度がある。

妻の収入が103万円だか、130万円だかを超えると、扶養に入れず、ドカンと税金引かれちゃう。

だから、なんとかあの手この手を使って妻の収入を抑え、扶養に入ろう!

女性も積極的に働き手に!という大号令と真逆の不思議な制度。

男は死ぬ寸前まで働いて、女は家庭を、役割分担がキッチリしてた頃の名残だという。

そんで、投票者数も多い世代だし、制度が変わらない。

そもそも、今の若い世代だって、育児をしながらそんなにバリバリ働きたくない。

育児+バリバリ労働したいわけじゃないってのも、あるのか。

隣席の第一子が生まれた後輩が、妻を扶養に入れたいが、申請がなかなか通らないと、手間取っている。

扶養制度を支える財源側も、財源がないからなんとか加入者を減らそうと必死なのだ。

いや、減らそうではなく、不正加入を断固阻止!が正解か。

だが、どんな制度も抜け穴は必ずある。

他人名義でバイトして、お上からの徴収を免れる輩もいる。

「こうしたらお得!」でインセンティブを高めるのはやめにして、「とにかく単純明快に等配分」がいいのではないか。

もう、恨みっこなし。

複雑な制度なし。

そんで、そんだけじゃ足りない人へは追加でナニカ、が一番すっきりするのでは。

そうすると、ベーシックインカムという制度にたどり着くのかな?