なんとなく

「絶望手帳」というタイトルの本、読んだのさ。

ちなみに、「面白かった」という前向きな話。

 

1ページに1つの言葉が書かれているの。

例えばさ。

 

生まれてすいません 

太宰治/著書より

 

みたいな感じ。

言葉が正面切ってドーンとあって、下に小さく誰が言った言葉か紹介してる。

人間、いやらしいもので、有名な人の言葉だと「おおぉーっ、ええ言葉や」ってなる。

そんで「匿名」とか知らない人の「ツイッターより」とかなってると、「ふーん」ってなりやすい気がして。

ピカソの絵だからいい絵だってなったり、高いワインだから美味しいって言っちゃったり。

そんな感じに近いのかなと。

 

それが嫌で、誰の言葉か見ずに、先に言葉だけ読むことにした。

したら、面白いもんで、言葉だけで誰だかわかっちゃう人がいるのね。

最初にわかったのは、phaさん。

もうね、phaさん丸出しすぎるスキル。

言葉って、「顔」になるんだなって。

 

そんなphaさんの著書をたまたま今日読んでて、じわじわ刺さる言葉が一つ。

なんとなく稼いだお金って、なんとなく使っちゃう。