灰色の時間

通勤電車で、ふとその面々を眺めてみる。

スマホでゲームしてる輩の多さは、一旦置いといて・・・。

スーツ着たサラリーマン、冴えない顔が多いのさ。

まあ、自分も似たようなものか?

外からどんな風に見えるかわからないけど、青髭自身はだいたい本の世界に入ってる。だから、それとはちょっと違うんじゃないかな、と思う。

 

対して、現場作業者の顔。

全部が全部ってわけじゃないけど、割といい表情が多いと思うの。

やっぱり、肉体労働、体を動かすことがいいのかな?

そんな風にずっと思っていた。

 

そんで、最近もっと「しっくり」くる言葉に出会った。

 

なんだかんだ言って、1日に区切りがある仕事が好き。

とりあえず一区切りできる充実感。

一日の疲れもストレスも、その日のうちに流す。

そしてまた、新しい明日が来る。

 

いい高校に入ったら、いい大学に入るため、今という時間を犠牲にする。

会社に入ったら、今度はその中で出世していくために、

やがてはいい老後を送るために今という時間を犠牲にする。

永遠に終わらない、灰色の時間の繰り返し。

 

垣根涼介さんの本より。

 

なんとなくのイメージなんだけど。

サラリーマンの仕事って、1日で区切れないものが多いんじゃないかなって。

正社員で雇われていて、毎日出社してくる。

「ヒマ」な時間、無駄な空き時間がないよう、ある程度先まで予定ビッシリ埋まっている。

並行して、何件もの案件を抱えている。

いつも、先々のことばかり考えなくてはいけない。

とりあえず今日も終わったな、という充実感が得難い。

 

あぁ、きっとこれだな。

これは、大きいよな。

 

モヤモヤが、「これだ!」と思えるものに「言語化」されると、とてもスッキリするのです。