発達障害の授業の、授業参観があるという。
よし、行こう。
とは言ったものの、リモート打合せが押して、「行くね」と奥さんは先に家を出た。
授業開始頃、打合せが終わる。
学校の玄関まで奥さんに迎えに来てもらって、教室へ途中入場。
教師一人、息子一人、計2名の義務教育。
授業参観と言えば、生徒の背中側に親がズラッと並ぶ絵しか知らない。
事前に知っていたはずなのに、思わずギョッとする僕。
聞いただけのことって、自分で見ることに、まったくもって敵わない。
手厚いな。
借金だらけの幸せな国、日本。
苦手なことを克服させようとする、そのプログラム。
こなせず涙する息子。
今までの経験からすると、他の子よりできないこと、たくさんあって。
だいぶ遅れて、忘れたころにひょんとできるようになってきた。
僕自身、だいぶ大人って年齢になってから気づいた自分のできないこともある。
ええと、僕が思うのは。
手厚いのはありがたいけど、やっぱり感じてしまう、「ダメな部分を平均に寄せよう」とする教育。
尖ってるいい部分を伸ばそうとはしない。
ダメな部分、良くしようとしても、他の子未満にしかならない。
あと、ダメな部分って、自覚してからじゃないと、自ら「変えなきゃ」って思わないと変わらない。
ダメな部分に、目を瞑る。
僕もやれてないから、それができるようになりたいなと。