余分な情報

アリの巣のように入り組んだ共通サーバーのデータ。

見つけたお目当の資料。

開いたPDFのページ数に絶望する。

この、600ページを超える資料を作るのに、どれだけの時間を要したのだろうか。

そして、その1ページ1ページは作成者が全て書いた、描いたわけではなく、既存の資料に朱書きしたものが大半ではあるけれども。

なんと大変な仕事なのだろうか。

なんと膨大な情報に溢れているのだろうか。

そこに書かれている、描かれている情報のほとんどは使われずに、でも、そこから抽出された情報をもとに、コトは進んでいく。

かといって余分な情報を省くのも難しい。

それはそれで、大変な手間なのである。

そういう意味でいうと、昔はマシだったのかもしれない。

簡単に印刷したり、データを編集したりできないから、情報を絞らざるを得ない。

仕事としては、そのあり方としては、意外と昔の方が進んでいたのかもしれない。