笑いと悲劇は表裏一体

ニュース見た?

奥さんからの問いに「いや、見ていない」と答える。

合宿明けでいろんなことが追いついておらず、僕の生活は時間的にまだパンクしたままだ。

ニュースとは、上島さんの自殺。

初めて知った。

でも、ショックはなかった。

なんだろう、不思議だけど「十分あり得そう」って、多分僕の中の印象。

ほとんど上島さんのことは知らない。

芸能人の方なんて、テレビ用のキャラを知っているだけだ。

それにしても、ビックリするくらいそのニュースを聞いてビックリしていない自分がいる。

アニッチャー、無常。

それを体感、経験してきた僕にとって、自分の内部を揺さぶられる事象ではないのか。

残念なことである。

でも、逆に言うと、ただただ残念なだけなのである。

昔見たテレビで体を張ってオーバーリアクションを取る上島さんの姿が目に浮かぶ。

お笑い芸人の方達って、自然と「おもしろ可笑しく生きている」って、そんな訳ないのに、若い頃の僕は勝手に思い込んでいた。

笑いと悲劇は表裏一体。

笑いって、意外と死に近くて、爆笑ほど一歩踏み外したら大きな悲劇なのかもしれない。