不具合の対応。
同じ金額でも、予定してたものと想定外のもので、脳への負担は思いっきり違う。
ほら、ファイナルファンタジーでもさ、なんか喰らった時、HPがどんどん減っていくやつ、あったじゃない?
毒系のやつだっけ?
それが治らないまま戦ってる、仕事してるような、そんな状態。
しかも、自分がミスったっぽいのだと、げっそり。
肌も、荒れるのです。
明日の打ち合わせに向けて、全く妙案が沸かない。
絶望の中でただただHPが減っていく状態の中、意外なところで道が拓けた。
業者さんとの電話中にハッとする。
あ、オレ、勘違いしてた。
絵をそのまま信じてた。
言われてみれば、当たり前。
言われなければ、気づかない。
実際にモノ作ってる人からすれば、当然すぎて描くまでもない。
でも、出来上がりしか見ない人、実際にモノを作らない人。
僕からしたら、見てるようで、見ていない。
見たことある情報を繋ぎ合わせられていない。
断片なだけ。
パズルのピースがバラバラの状態。
それが、今繋がった。
情報を有機的に繋げるって、難しい。
そして、断片だけの「ただの情報」って意味がない。
だけど、断片がないと繋がる可能性もない。
順番、だね。
僕の才能なんて、そんなもん。
一歩一歩。
逆に言うと、すげえ遅いけど、一歩ずつ進めるのが才能。
横流しするだけで、一歩も進まないまま時間だけが過ぎていく人だっている。