未来を今の価値観で裁くのもきっと違う

90近い奥さんのおばあちゃん。

あれ、80だっけ?

 

耳がだいぶ聞こえなくなってきたそうで、今日なんか締め切り間近の踏切へ果敢に突っ込んでいったらしく。

「間に合ったからいいじゃん」と言うおばあちゃんに対し、奥さんは憤慨していた。

まあ、でも確かに間に合ってんならダメじゃねえか・・・。

若い人だって事故の可能性がないわけじゃないし。

老いた自分を認めるのは難しいんだろうね。

きっと、それは自分が老いるまでわからない。

過去を今の価値観で裁くのが間違っているのと同じで、未来(おばあちゃん)を今(孫の自分)の価値観で裁くのもきっと違う。

 

僕のおじいちゃんも、晩年まで車を降りようとしなかった。

車で出かけた先で脳梗塞に陥り意識を失って、意識が戻ったらそのまま運転して帰宅したり。

その後、「お医者さんに運転しても大丈夫って言われたんや!」と、脳担当じゃないかかりつけの医師にそう言われたからといって車に乗り続けていたり(笑)

同居してる家族からしたら「誰か轢き殺したらどうしよう・・・」ってヒヤヒヤもんなのね。

そういえば、そんな状態で人身事故起こさずに天に召されてよかったね・・・。

 

言うまでもなく、子供は車の運転できない。

対して、老いた人の運転は制限されていない。

正確には免許更新時に能力的にパスできなければアウト?

18歳からしか免許取得できないのなら、81歳からは運転してはいけないって法律があってもいいんじゃないの?

ほら、子供が何にもできないところからできるようになっていくのと、老いてできていたことができなくなっていくことって似ているって。

そう言うじゃない。