大人が付いて行かなきゃダメ。
そう親御さんに言われたらしく、僕に指名がかかった。
近所の子に「プロの釣りの人みたいでカッコいい」と服装を褒めてもらいながら、自宅から目と鼻の先の海へ。
斜めにひん曲がったタラップをつたい、垂壁を降りていく逞しい子供達。
・・・ばかりではなく、私の息子さんはビビりすぎて降りれない。
「これ取って!」と下からバケツを手渡そうとする女の子。
もう少しで手が届きそう。
腰が引けすぎて届かない。
なんだ、時代のせいじゃない。
ゲームなんてなくっても、泥まみれになりながら、カニ捕まえて手を切っちゃって血を流しながらワイルドに遊ぶこともできる。
そうやって、「物事のさじ加減」ってのをゆっくり、ゆっくり学んでいくんだよね。